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藤沢柊(アニメーション、映像を中心に作品を制作)のブログ

隆ちゃん音頭

藤井隆が6月にニューアルバムを出すのが最近の大きな楽しみで今までの曲をおさらいして聴いている。
松本隆プロデュースのファーストアルバム「ロミオ道行」の中の一曲「代官山エレジー」から藤井隆のことを意識し出したのだが、よくよく考えると「ナンダカンダ」とか「アイモカワラズ」とかは小さい時に世間で流れていたわけで、あの歌声は潜在的な趣味趣向の部分に擦り込まれていたんだと思う。
セカンドアルバム「オールバイマイセルフ」もほとんどの曲が素晴らしいのだけれど、藤井隆が歩道で手を上げているCDジャケットになんとも言えない日常の雰囲気があって、タイトル通りに藤井隆がそこの辺りのデザインにも関わっているのなら、本当に絶妙な美的センスを持っている人だと思う。
 

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(新作「Coffee Bar Cowboy」のジャケット)
 
藤井隆の音楽が好きになってからあの「ホット!ホット!」さえも、また違う輝きを放って見える。
昔から芸人の曲には良い曲が多いと思う。自分が好きなところでざっと挙げると
「ああエキセントリック少年ボウイ」(エキセントリック少年ボウイオールスターズ)
「日影の忍者勝彦」(日影の忍者勝彦オールスターズ)
「春はまだか」(浜田雅功)
「幸せであれ」(浜田雅功)
「一人になれるかい」(ダウンタウン)
「抱いた腰がチャッチャッチャ」(ビートたけし)
「夜につまずき」(ビートたけし)
「ホテル住まいの小学生」(板尾創路)
「少年B」(板尾創路)
「君とボクと」(板尾こうせつ)
「ラジカルヒステリーツアー」(タモリ)
「夜空を待ちながら」(野猿)
「Chicken guys」(野猿)
「Kick & Loud」(GEISHA GIRLS)
「Blow your mind 森オッサンチョイチョイキリキリまい」(GEISHA GIRLS)
「心めぐり」(とんねるず)
「ブロウヤマインド」(KOJI1200)
「プリン」(小籔千豊)
「KING TIMER」(ビッグポルノ)
等。主に笑いと音楽性がベストな状態でミックスされた名曲が多い。特にダウンタウン関連の曲はガキのトークの出囃子や、ごっつのコント内のミラクルエースのテーマやグラハム浜田、エキセントリック少年ボウイオールスターズのソロ曲等、アドリブ的な物の中から生まれた曲にも良いものが多いと思う。
お笑いと音楽は元々今よりも密接だったのかなー、と思う。ミュージシャンにはユーモアのある人が多いし、反対にお笑い芸人には歌の上手い人が多い。タモリの様にジャズを中心として音楽に造詣が深く、それが芸に大きく関わってくる人もいる。
その点で言うと藤井隆はダンスミュージック的な要素、ノリノリ感が芸にも音楽にも強く出ていると思う。それでいて品の良さもあって、いつまでも聴いていられる謎の中毒性がある。今度のアルバムはほとんど全曲藤井隆作詞作曲のダンスミュージックらしい。去年の作・藤井隆の一曲Like a Record round! round! round!の「Kappo!」も、2番を作詞した「1/2の孤独」もしっかりとした世界観のある曲で良かった。藤井隆の中には確固たる世界観がある。
堀込高樹松田聖子、TOMMY FEBRUARY 6のプロデュース曲や松田聖子tofubeats西寺郷太のSmall Boysとのコラボ曲も素晴らしい。他の人の個性に乗っかった上でそれすら自分の個性へと変化させてしまう感じもまた素敵だと思う。
 
浅知恵で長々と文章を書いてしまって恥ずかしいけれど、要は藤井隆の音楽は良くて、自分はそれが好きだということで、6月のニューアルバムを楽しみに日々を乗り切りたいと思う。